金属瓦の葺き替え

コロニアルの劣化で剥離

最近、屋根の点検の依頼を受けるのですがおおよそ築15年くらい後の建物は非常にコロニアルの素材が弱くこのような状態の屋根を見ます。

昔はアスベストが入っていて丈夫だったんですが現在のコロニアルには入っていませんのでもろく割れたり剥離したりとしています。

この屋根に塗装を選択する方もいますが一時的には綺麗に光沢があってよく見えるのですが元々の素材が弱っているので3年~5年くらいで表面の塗料も落ちてきて結局は同じようになります。

もし、塗装ですませるようでしたら屋根のリフォームは築後、早めの7年ぐらいか10年くらいの1回の屋根塗装は良いと思います。

築後は早めの屋根・外壁リフォームして2回目のリフォームをちょっと長めの期間がおけるようにするのも大事な家を持たせる方法だと思いますがこれがなかなか人間の心理だと、えっ、どこも悪くないけどもうリフォーム工事って思う方もいらしゃいます。

話は戻りますがこのコロニアル素材だと同じ繰り返しになるのでここまでの状態での屋根塗装はお勧めできません。

ならばどうしたらいいのか、、、。

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これは一つの考えですが屋根塗装やめて新しく屋根を作る方法もあります。現在の屋根の上に新たに屋根素材をのせるやり方です。今の屋根にコンパネ・防水シートを張り一生持つ(現況の建物が滅失するまで)の金属瓦を葺く方法もありますがコスト面ではかなり割高でおおよそ、屋根塗装を3回繰り返す分ぐらいの費用は掛かります。

耐熱、保温性もありノンメンテナンスの金属瓦

長く住まれるならこの方法も一理ありかと思われます。3回も屋根リフォーム繰り返すならば一度で終わったほうがいいって言う方もいます。

ご参考までに屋根工事の種類ってこんな事もやってます。

ご参考に、、、。

屋根工事の種類

屋根葺き替え工事

屋根重ね葺き工事 (カバー工法)

屋根塗装工事

漆喰補修工事

棟板金交換工事

雨樋交換工事

昨年の台風15号より

2019年9月9日に上陸した台風15号は甚大な被害起こしました。

皆さんの話を聞いたところによると一軒家に住まいの方は家が強風で揺れたという方が多かったです。

街の街路樹の木々はなぎ倒されたりそこらじゅうに葉っぱが散らばってました。

ちょっど、当時の現場近くでの屋根も甚大な被害がありスレート瓦の下がり棟板金が飛んだりとかあの重い屋根瓦が暴れたりと被害が多かったです。

2019年9月台風15号が通過した台風一過のあとで発見しました。

屋根瓦が暴れた状態です。

こちらのお宅は当時の現場のところから見えましたのですぐにこのお建物のお宅へお知らせに行って来ました。

当人の方は現状がわからないというので写真を撮ってあげてお見せしたところビックリされてました。

この画像じゃ、わかりにくいので平行の位置からとった画像がこちらです。

おおよそ20枚くらいの瓦が吹きあがった状態です。

瓦の重さはだいたい、2~3キロくらいです。普通の台風ではここまで瓦が持ち上がることはありませんが台風の時につむじ風が吹き荒れることがあります。

その影響でしょう。つむじ風の吹き荒れる方向では瓦を持ち上げるられると思います。

近年ではこのような台風が多くなるのではと想定されています。2020年10月現在の時点では大きな台風は来てませんが今後は心配ですね。

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瓦屋根を金属瓦に葺き替え

前回のところで瓦をおろして瓦を剥いだところの下地です。

瓦桟に瓦をかけていた跡と漆喰の中にあった粘土状のチリ(ホコリ)です。

下地の板は40年前のモノでまだまだしっかりとした状態です。

下地のホコリを取りのぞき清掃した後に11ミリのコンパネ(板)を形どり敷きます。その上にアスファルトルフィーング(防水シート)で下地作りをします。

晴れてる日の一日の作業をここまで仕上げます。作業中に雨が降らないことを想定して始められます。

ここまで仕上げれば次は本体工事(金属瓦)を貼る作業になります。

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瓦おろし

久しぶりに瓦おろしです。

築31年の建物で昨年の台風で瓦が飛んだそうです。

普通は飛びませんと思っていた私の間違いでした。

破壊的な台風だと瓦が飛んだのです。そんな?

って、思っているあなたも間違っています。

今回のお宅は瓦が飛んでお隣の壁に瓦が激突したのです。

そのため瓦を卸す決意をされたそうです。

瓦を割ってトラックに積み込みました。

この後、屋根は金属瓦に葺き替えになります。

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台風シーズン

今年もやってくる台風シーズンに備えてって言っても、、、。

ご自宅の屋根を備えるなっんてできないですよね。

窓ガラスだったらビニールテープをクロスに貼ってとかできるんですけど

屋根が飛ばないようにとはできないですよね。

お建物で台風被害が多かったのは屋根の棟下がりです。

棟下がり(業界用語では: かっぱ)
棟下がりの板金です。

ここが風にまかれて飛ぶんです。

普通ではちょっとした風では飛ばないのですが台風みないな強風だと外れます。

なぜ、外れるかと言いますとこれを留めている釘とこの板金の中にある垂木が雨に染みてスカスカな垂木になっていまったるからです。

しっかりと留めていればいいのですが長年の老朽化で棟下がりの板金と屋根材(コロニアル素材)との間に隙間ができ雨風で雨水が入り中の垂木を弱らせます。

スカスカな垂木に釘を打ち戻しても釘は刺さりません。補修して打ち込んでもまた釘は風で押し戻されます。

飛んだ状態がこちら

棟下がり(業界用語では: かっぱ)
2019年の台風15号にて棟下がり(業界用語では: かっぱ)が飛びました。

梅雨で工事は入りが遅れていたので少しでも梅雨の合間の雨しのぎで補修をしておいたのですがやっと、本日に足場が組めたので早速に明日から工事に入ります。どうにかこれからの台風シーズンに間に合いそうです。

今回の工事は現状のコロニアル素材の上からカバー工法により金属瓦の葺き替え工事をします。

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屋根工事、晴れの日の作業

屋根工事で一番、重要なのがここです。

役物を取り外し
役物を取り外してからの作業が大事です。

まず、屋根の役物(棟板金・雪止め・トヨ)を外してからの作業が需要なのは

このタイミングで一日の雨の降らない日を想定して作業するのがこちら。

コンパネ(11ミリの板)
コンパネ(11ミリの板)を貼る作業

リフトでコンパネを積み上げて屋根全体に貼ります。その上からゴムアスルーフィングも貼りここのでの作業は一日で終わらせます。

金属瓦の屋根下地工事
金属瓦の屋根下地工事は雨が降らないうちにここまで完成させます。

金属屋根の葺き替え、カバー工法は屋根下地(既存のコロニアル)にコンパネを貼り、ゴムアスルーフィングを貼ります。

次の工程はこの上に金属瓦(ガルバリウム鋼板)の材料を貼る作業です。

ここからの工程は屋根坪の広さによるのですが熟練の職人だと4~5日間で終わらせます。

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明日から屋根工事です。

現状はコロニアル(スレート瓦)です。

築15年のお宅の屋根で一見は何処が悪いのって感じですが、、、。

こちらの材質はあるメーカーのパミール商品です。

この素材は1996年~2008年頃に販売されたもので当時、アスベスト入りの材質でしたがアスベスト(石綿)を補強材として使用していましたが、健康被害の問題からアスベストの使用がダメになり当時、ノンアスベスト(石綿なし)のスレート瓦を開発に向けて造っていたとされていて一部には試作品との話もありました。

コロニアル パミール
コロニアル パミール 反りや浮きが全体にあります。

地上面からみると何ら問題ないと見えるのですが実際に屋根に登ってみると次の写真のようにあちらこちらで表層剥離を起こしてます。

私たちある程度の経験値からですと地上から見ても大方の状況は把握できるのですが実際に目にするものはこんな感じです。

継ぎ目の段々のところから徐々に剥がれます。

さらにその部分をアップしたのがこちらの実際の画像です。表面だけが剥離するだけでなく中の材質も手で触るとザラザラの砂状態で風化した感じでした。

もし、昨年みたいにな台風15号のような強風が吹くと剥がれ飛びます。表面が剥がれ落ちその後は雨漏れの原因にもなります。

パミール材質
表面の黒い部分はスカスカの状態です。

お宅の屋根は大丈夫ですか?

パミールの屋根かどうか見分けるのは大変ですが二三お知らせしますと

もし、二階の窓から義屋根が見えるお宅だったら上の写真の状態だったらそうかもしれません。

また、地上から見分けるのは大変なのです少々、ご自宅のお建物から離れ屋根を見てください。スレート瓦の段々の重なり合うところが反ってたり浮いてたりしていたらこの材質かもしれません。

それと軒先を見るとわかります。よく段ボールの先が水に濡れて乾きベロベロになったモノ見たことないですか?

この素材もそのような状態で軒先がベロベロに剥がれてますのでわかりますょ。

あと、自宅の敷地内に屋根の表面の薄い皮膚状のモノがいっぱい見つけられたら表面が剥離して落ちたことになります。これ意外とわかりますのでやけに黒い皮膚状のものです。

どうしても心配だって言う方はお近くの総合リフォームの方に見てもらってアドバイスを受けるのもより早く解決します。

明日からこの屋根の工事が始まりますので追って追加の書き込みをします。

もし、気になる方はこのブログをブックマークしてください。

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太陽光発電パネルがあっても大丈夫!!

屋根の上に太陽光発電パネルが乗ってても金属瓦葺き替え工事できます。

太陽光発電 パネル取り外し前
太陽光発電 パネル取り外し前

最近、太陽光発電パネルが屋根の上に乗っているけど大丈夫ですか?

って、問いかけが多くなりました。

大丈夫です。しかし、その前に現調(現場調査)させてください。

メーカーも何社かあるのでそれぞれの取り付け方もあるのでもし、屋根の葺き替え工事(金属瓦)に換える計画のある方は施工会社にまたはリフォーム会社に見てもらいましょう。

また、工事をするとなれば太陽光発電パネルを取り付けた会社へお問い合わしてください。できれば太陽光発電パネルを取り付けた会社さんに取り外しと工事が終わったら時の取り付けをしてもらった方が良いと思います。

なぜならは屋根工事では太陽光発電パネルの取り外しをして他の業者が扱うと保証がなくなるということがありますので聞いてみてください。

屋根業者でもできるところはありますが太陽光発電を購入された業者からメンテナンス保証の解除があるのでそこのところはお尋ねください。

屋根業者では別途、太陽光発電パネル脱着費用を頂くところがあります。

おおよそ、1枚の脱着費用は5~6千円が費用の相場です。

太陽光発電 パネル取り外し作業
太陽光発電 パネル取り外し作業

屋根工事が完成したら太陽光発電パネルの取り付けをします。

配線があるので間違えないように配線していきます。

太陽光発電 金属屋根葺き替え パネル取り付け工事
太陽光発電 金属屋根葺き替え パネル取り付け工事

太陽光発電パネルをもと通りに修復して再度、利用できるが確認をします。

太陽光発電 金属屋根葺き替え 完成
太陽光発電 金属屋根葺き替え 完成

少々、工期は伸びますが確実に仕上げができるリフォーム会社を選択しましょう。

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金属瓦葺き替え

久しぶりに和瓦の瓦卸し工事をしました。

最近では耐震対策で和瓦を卸す家が多くなりました。

瓦は夏に涼しく昔からの日本の風土に合った要素のものでしたが近年では新築時の瓦造りを見かけることが少なくなったようです。

三州瓦
三州瓦

昨年の台風ではこの瓦がひっくり返るくらいの強い風か吹きました。通常では考えられないことなのですが近年の台風の威力は想像もつきません。

瓦の重さは1枚当たり2~3Kgと言われているのですがこれが風にまかれてズレたり瓦がひっくり返る(専門用語では瓦が暴れる)状態にありました。

今回はオーナーさんからの要望はすでに雨漏れがあり瓦の落下が気になるとの相談があり瓦を卸して新たに瓦を葺くことになりました。

瓦を剥がした状態の瓦桟
瓦を剥がした状態の瓦桟です。

瓦を卸すと粘土のホコリや漆喰などの残骸を綺麗に取り除きます。

防水紙と瓦桟木が見えます。瓦はこの瓦桟木に引っかかるように組まれているのでこの木が腐ったりすると瓦のズレが生じます。

今回は途中の工程の説明はのぞいてますが仕上がりはこちらような仕上がりくなります。

和瓦から金属瓦葺き替え
和瓦から金属瓦葺き替え

棟下がりの板金のつなぎ目をコーキング材で塞いでます。

板金を重ねてますので雨の侵入は防げてますが念には念を入れて補足してます。

金属葺き替えの工程は次回のブログでご説明しますが屋根の瓦桟の上にコンパネ(11ミリの板)を貼ってその上に防水シート(ゴムルーフィング)その上に金属瓦の素材をのせてます。

これで屋根の今後のリフォームは考えなくても良いと思います。対応年数はおおよそ、30年くらいは大丈夫だと言われてますが表面の色が落ちてくることがありますが材質的にはなんら問題はないのですが意匠性のことを考えて塗装する方もいらしゃいますがその必要性はないと思てています。

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