クリア塗装で意匠性をだす。

1.クリアー塗装とは

最近、クリア塗装をしてほしいとの要望が多くなりました。

このクリア塗装とはどのようなものかと言います。

既存の外壁模様や色、形をそのまま残し外壁を透明な塗料で塗る方法で素材の色や模様を活かしたまま外壁材の表面を保護します。外壁の意匠性にこだわる方にはおススメです。

例えばこちらの壁を見てください。

窯業系サイディング クリア塗装 前
窯業系サイディング クリア塗装 前

築9年の窯業系ボードの外壁です。柄も良く建物の意匠性があるのですが経年劣化と共に表面の塗膜とボードとボードの継ぎ目(目地)が切れて水の侵入を防げない状態にありました。

これをクリア塗装にすることで外壁が新築当時の色、質感を回復させるクリア塗装をしたのがこちらです。

クリア塗装
クリア塗装

見た目、色、柄など凹凸感は代わり映えはしてないのですがこの作業の工程は

古い目地をはつり取り除き新しく目地の打ち換えをしてからクリア塗装をしています。この塗料は下地が透けて見える無色透明な塗料を使用して元々の素材を残します。

最近の奥様はベタの塗り俗に顔料を入た塗装だと一色の壁色に見えて意匠性がなくなるのが嫌だといわれるのでクリア塗装をお勧めしてます。

しかし、このクリア塗装の良い面は述べさせていただいたのですがデメリットのこともお話ししますと、、、。

クリア塗装するのにデメリットは、

  • 築年数がたっている外壁

外壁が破損、剥離している壁はクリア塗装はそのままの形がでるので欠損した部分はその状態で現れます。築年数が浅めの時にクリア塗装をするのだったら良いです。

  • チョーキングがでている壁

チョーキング(塗膜が剥がれ粉がふいてる状態)そのまま粉がふいてるところに塗装をすると壁が白くなって浮きたってしまう。

  • コーティングされた壁

新築時にフッ素加工したサイディングやモルタル壁の材質モノはクリア塗装が剥がれることがありますので専門の業者に見てもらうか建てた会社に確認しましょう。

  • 耐久年数が長くない

通常の塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りしますが、クリアー塗装ではシーラーやアンダーフィラーとなどの下塗り材を使っての素地調整(下塗り)がなく一層目、二層目と二度塗りの作業工程になりますので手間も少なくなるので、他の塗装よりも比較的安価になりますしかし、耐久性を重視するなら顔料入りの塗装(シリコン、フッ素加工)をお勧めします。

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