『だんだん、水木夫妻とNHK』
NHKの朝の連ドラを見る気になるなんて、20年ほど前に山口智子と唐沢寿明が共演した『純ちゃんの応援歌』以来です。水木しげるには、『ゲゲゲの鬼太郎』はもちろん、『カッパの三平』『悪魔くん』(いずれもテレビで鬼太郎以外は実写です)と、いずれも大好きで見ていました。ドラマに出てくる貸本屋もぼくが子どもだった頃にはまだあったと記憶しています。そんなわけで、このドラマにはいくらか関心があったのですが、何せ時間帯が合わないし、録画して見るのも面倒なので見ていませんでした。しかし、先日某百貨店の水木しげる展に行き、水木しげるの過去に興味をもち、そこで、このDVDを買いました。結果は、買って大正解でした。毎回次が見たくなる展開で、テレビで見ていたらストレスがたまっていたでしょう。このようなドラマを見るのはひさしぶりです。主演の松下奈緒、向井理はもちろん、竹下景子や松坂慶子など脇を固める役者の演技もしっかりしているので、妖怪のアニメーションがはいったりするにもかかわらず、とてもリアリティのあるドラマになっています。気楽に見ることができるのに泣けるし、笑えるし。俳優さん、脚本家さん、そしてNHKの方々、「だんだん」。