『カムイく?ん!に腹筋崩壊した者たちへ。』
194話の冒頭に流れた「BE?POPカムイくん」は、この放映の1年前「吉原炎上編」に登場した、便宜上敵方のメンバーの再登板の形をとっている。高杉や河上を除けば、多くのキャラが再登場時に「ギャグメーカー」となるのは、もはや「銀魂」では恒例行事なのだろう。放映に2カ月(8話)を費やした「吉原炎上編」があるからこそ、このコント集がいきてくるのである。BGMも、おそらく久々の登板となろう「傷天(傷だらけの天使)」風音楽をもってきた。初出が54話であり、アナーキーな作風を盛りたてている。
土方&総悟ファンには残念なのが、現時点では同194話で見納めとなっている点にある。近藤に奇想天外な演技をさせ、土方が物語の進行役というのは、「銀魂」における真選組ものを扱うテーマとしては定番になりつつある。攘夷浪士
襲撃という緊張感あふれるシーンに、近藤の「局長として品性を欠くある状況」がいい対比をなしており、それが物語をコミカルな方向に牽引しているのが特徴である。クライマックスの、SFを思わせる「演出」も素晴らしい。
「料理?」については、私は「やせたいなら動け?」のプロット進行の手法を思い浮かべた。普通、我々が期待する「料理教室におけるドタバタ」をあえて「物語決着」の禁じ手とし、女性レギュラーの「妄想」だけで物語を進行させ、なぜか有名コメディアングループをかませる演出を試みていることである。
「やせたいなら?」でも、物語の決着が大人の事情によってか、うまいようにすり替えられ、我々がカタルシスを感じることなく、物がつっかえた状態でEDを迎えたことがあったが、そんな過去をよみがえらせてくれる作品である。某有名グループにちなみ、EDまでの演出に一工夫があるのも付け加えておく。