痛んだ壁におススメなのが「サイディングボード」

●窯業系サイディング
セメントと繊維などの原料をもとに加工し平らな板にて造られた板(ボード)の
形をして意匠性、価格面でも総合的に優れていてボードの色または柄も
各社豊富に開発して近年の住宅でもっとも多く使用されている
外壁材です。

外壁材としては強固で耐久性や防水、防火性にも優れている製品でも
ありますがサイディングボードとボードの継ぎ目(目地)のコーキング材が
経年劣化により接着面が消耗して雨水などの侵入が防げなくなりサイディング
ボードに浸透して歪みや反りを起こし割れてくることもあります。

ボードとボードの継ぎ目(目地)のコーキング材に劣化が見られたら
改修が必要です。
ボードを注意して見る点は表面が変色または退色してないか表面や角の剥離が
ないか歪み反りがないか表面に白い粉(チョーキング)が付着してないかなどの
症状をしっかりとチェックすることが重要です。

●金属系サイディング
金属サイディングの金属の材質はガルバリウム鋼板、亜鉛メッキ鋼板、
ステンレス鋼板、アルミニユム鋼板など表面には薄く鋼板が貼られ
使用され耐久性に優れています。

中は断熱材が重ねられて保温、防音効果もあり外壁材としては軽量なので
従来の傷みが酷く修復が不可能なモルタル壁などに新たに壁を造る
重ね張り(カバー工法)にてよく使用されています。
比較的メンテナンスの周期は長めですがデメリットなところはこの素材の
金属サイディングボードのコスト面は高価です。

(左側: 窯業系サイディング 右側: 金属サイディング)
(左側: 窯業系サイディング 右側: 金属サイディング)
※左の窯業系から右の金属サイディングにリフォーム工事中の現場です。

●樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは塩と石油などを主原料とした樹脂製で造られています。
日本ではあまり使用されているところが少なく知名度も低いのですが北米では
50パーセント以上のシュアがある外壁材です。

特徴としては重量がとても軽く窯業サイディングと比較すると
1/10の軽さなので運搬もしやすく建物の躯体への負荷を少なくメンテナンスも
必要性がなく耐用年数も長く既存の外壁からも重ね貼り(カバー工法)も
できる材質です。


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